Les Enfants Terribles

いじめを苦に自殺した少女のニュースを読む。
ひどく胸が痛む。
学校という閉鎖的な世界。
私は、いじめとは無縁に過ごした世界。

本当に無縁だったのだろうか？
ささいな言葉でも、誰かを傷つけていたかもしれない。
周りで起きていることが、見えていなかっただけかもしれない。
そう考えると、恐ろしい。

子供は、子供であるがゆえに、物事を狭い世界で見がちで、自分のテリトリーが全てのごとくになりがちである。
だから、学校という閉鎖的な場所とは、相性が悪いのかもしれない。

コクトーの「恐るべき子供たち」での姉弟の閉鎖された世界。
入り込む者によって、その関係も少しづつ乱されていく。
居心地がいい場所は、いつまでも続くはずがない。
その場所を守ることは、正義でもなんでもない。

脆くはかなく、危うい。私にもあったはずの子供特有の世界。
だからといって、人を苦しめてはいけない。

何が正しいとかではなく、
私が言っている事も間違っているかもしれない。

ただ言いたいこと
誰かを苦しめたも者は、いつかその跳ね返りを受けるだろう。
犯した罪は決して消えない。